ドキュメンタリー映画「人生フルーツ」

今日は、どうしても見ておきたかった映画を見てきました。

 

「人生フルーツ」

愛知県の春日井市にある高蔵寺ニュータウンに暮らす

津端修一さん(90歳)、英子さん(87歳)ご夫婦の暮らしぶりを追ったドキュメンタリー映画です。

 

1960年代、建築家で日本住宅公団のエースだった修一さんは

高蔵寺に自然と共存できるニュータウンを作ることを目指すのだけれど

おりしも高度成長期で経済最優先の時代だったため、その計画は大きく軌道修正され

完成したニュータウンは修一さんとの計画とはまったく違う無機質なものに。

そこで修一さんはニュータウンに300坪の土地を買って

家を建て雑木林を作り、野菜や果物を育てながらの暮らしを始めます。

 

その暮らしぶりが、なんともほんわかして温かく

畑で育てた野菜や果物を

英子さんが丁寧に料理し、修一さんがおいしそうに食べる

ただそれだけのことなのに、見ているこっちが幸せになるのです。

 

畑でとれがジャガイモは、修一さんの大好物で

英子さんは、せっせとビーフシチューやコロッケを作るんだけれど

実は栄子さんは、ジャガイモが大嫌い。

それでも、修一さんがおいしいと食べることがうれしくて作る

ああいいなあ、こういうの、って思う。

 

朝ごはんのおかずを、ごはんに全部のっけてどんぶりにしておいしそうにかき込む修一さんと

手作りジャムをたっぷり塗ったトーストにかぶりつく英子さん

 

食卓は庭からすぐのところにおいて、近くで庭を見ながら食事をしたい修一さんと

ベランダから離れたところに食卓を置いて、少し離れたところから庭を眺めていたい英子さん

 

似ているけど違う、違うけど仲良しのお二人。

それがまたほのぼのしていい感じ。

 

それにしても、自然と共生して暮らすというお二人の信念の軸のぶれなさに

感動してしまう私でした。

 

そのブレない信念に

今世の中がようやく追いついてきたって感じ。

経済成長よりも、お金で買う豊かさより

もっと大切にするべきことがあるってこと、

修一さんと英子さんの暮らしぶりをみて

自分の暮らしを重ね合わせて

いろいろ、考えさせてもらいました。

 

風が吹けば落ち葉が落ち

枯葉が落ちれば、土が肥える

土が肥えれば、果実が実る。

コツコツ、ゆっくり。

人生フルーツ

 

毎日毎日、小さなことをこつこつゆっくりやってみようと思います。

そうすることで初めて見えることがあり

そうやって初めて分かったことこそが、自分の人生を豊かにするんですよね、きっと。

 

「人生フルーツ」は

東中野ポレポレでロングラン上映中。

3月中はやっているようなので

お近くの方は是非是非。

 

おすすめの映画です。

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コメント: 2
  • #1

    Yu-Ki (水曜日, 01 3月 2017 07:17)

    奥薗先生、おはようございます。
    見ると、時がゆっくり流れそうな映画ですね。
    興味深いです。
    “人生フルーツ”の、タイトルの意味をしりたいです。
    見に行けば分かるのかな(^_^)。

  • #2

    ゆみゆみ (金曜日, 03 3月 2017 07:31)

    おはようございます。
    いつもホームページ拝見して、台所仕事の参考にしています。ありがとうございます。
    人生フルーツ観ました。数年前から津端さんたちの本も繰り返し読んでいます。
    自分の人生は自分で作っていくという彼らの信念はこれからの私にワクワクと勇気をくれた気がしています。急がない、コツコツと…。英子さんのプリンやカステラ作って映画を思い出しています。