家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
京都にいて、夕方ポコッと時間が開いたら
立ち寄りたくなるのが詩仙堂です。
詩仙堂って、正直行きにくいです。
京阪の出町柳から叡山電車に乗り換え
一乗寺で降りてからも、結構歩きます。
正直、ちょっと立ち寄るという感じではなく
ちょっと頑張って、わざわざ行くっていう感じではあるんだけれど、
それでも閉館に間に合う!と思ったら行きたくなるんです。
そもそも、私は
偉い方が、権威を知らしめるために作られた庭よりは
肩の力が抜けた、のんびりできるような庭が好きで
詩仙堂は、石川丈山さんが自分のために作られた草庵だけに
特にのんびりくつろげるところが好き。
鹿威しのカーンという済んだ音が
庭に響くのもよく
特に夕方は、ちょっと物悲しい感じがして
さらにいい。
(因みに、鹿威しって、石川丈山が考案されたものです)
夕方、ここへきて、いろんな人がのんびり疲れをいやしている
そういう姿も、なんかいいなあと思います。
更に、私が詩仙堂を好きな理由は
四季折々、いろんな花が育てられていて
いつ行っても、きれいに花が咲いているからなんです。
花好きの私にとっては、まさに聖地。
今は、京かのこが満開です
茶花ですが
こういう野の花が
とても自然に近い感じで
でも、とてもよく手入れされて咲いているのは
見ているだけで、心躍ります。
いつまで見てても見飽きないくらい
本当にかわいいです。
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