でいりいおくじょのBLOG

2012.02.02

恵方巻き

恵方巻きを食べる習慣も
すっかり全国的になりました。

10年くらい前
東京で恵方巻きの話をしても
???って、顔されたものでした。

「その年の恵方っていうのがあってね
その方向を向いて
家族全員
巻き寿司を丸かじりするんですよ。」

「しかも、食べてる間は話をしたらダメで
食卓って普通向かい合わせで座ってるのに
それが同じ方を向いて、黙って長い巻きずしを丸かじりするんです」

そんなふうに説明するたびに
爆笑され、バカにされ
へ~ん、と言われ

私は子供の頃からやってた習慣なんで
むしろ、こんなことをやってるのが関西だけだったことのほうがびっくりしたけど

でも世の中どんどん変わっていきますね。
コンビニで恵方巻きの受付なんかしてたりして

季節季節の節目に
なんか行事があるというのはいいと思うんです。
それがバレンタインであっても、節分であっても
なんかちょっとワクワクして
チョコレート買いたくなったり
巻き寿司を食べたくなったり

それを口実に
家族や友だちが集まって、一緒にご飯を食べたり
誰かにプレゼントをあげたり

我が家も、毎年節分には巻き寿司を作ります。
実は今年の節分は忙しくて作れそうにないので
昨夜、巻き寿司、作りました!!

具は、その年によって違うんだけれど
今年は
ほうれん草、鮭のほぐし身、卵焼き、牛肉と舞茸の佃煮、きゅうり、ゴマ

このところのカンパで青菜類が高かったですが
ほうれん草がちょっと安くなっていたので思わず買い!
むかし、おばあちゃんのつくってくれるまきすしには
いっつもほうれん草が入っていたので、それを思い出して。
(長いまま入れると、かぶりついたときに噛み切れないので
一口大に切って、鰹節をまぶして入れるといいですよ)

鮭のほぐし身は、赤い色が入るときれいだから、
うちの巻き寿司には入れること、多いです。

卵焼きは水と塩麹を入れて焼きました。
関西の人間なんで卵に砂糖入れないんですが
塩麹を入れるとほのかな甘味が入って、お寿司にもよく合います。

牛肉と舞茸の時雨煮
巻き寿司ってちょっと甘辛い味の具が入るとおいしいですよね。
舞茸を入れると牛肉が増量できていいのです。
ちょっと甘目で生姜をきかせて。

後、しゃきっとした食感が入るとおいしいのできゅうりを入れました。

すし飯を作って
具を準備して
それを食卓の上にズラーッと並べて、食卓の上で巻きます。

家族がやってきて
おオーっ、巻き寿司か~っていって
具をちょっとつまみ食い
小皿に酢飯をとって、その上に具を載せて、ミニお寿司にして味見。

あんまり食べないでね~
具が足りなくなるからね~

巻き寿司、もうできる?
ねえ、ひとつだけさきにたべていい?

出来上がった巻き寿司が、どんどん積み上げられるに連れて
気持ちもどんどん盛り上がっていきます。

お寿司作りって、こういうのがいいんですよね。
もうできたかな~、って待つ気持ち
つまみ食いして、ワクワクする気持ち。

むかしは
ソーセージとかやプロセスチーズとかもいれたよね、おいしかったな~
そうそう、たくあんや青しそなんかもいいよね

場数を踏んで、はじめて上手になっていく料理があって
巻き寿司は、まさにそれ。

作る回数に比例して
どんどん上手になっていくし
中に入れる具や作る量が
そのまま家族の歴史になっていきます。
巻き寿司を作り始めると
自然に家族が集まって、いろんな思い出がザザーって蘇ってくる。

今年の節分
買った巻き寿司を丸かじりもいいですが
ちょっと頑張って作ってみる、というのは、いかがですか。
せっかくの季節の行事ですから
ありあわせの具でも、上手に巻けなくても
きっと、楽しいと思いますよ。

コメント

メールアドレスは公開されませんのでご安心ください。
また、* が付いている欄は必須項目となりますので、必ずご記入をお願いします。

内容に問題なければ、下記の「送信」ボタンを押してください。

PageTop