家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
今日のお昼は、冷蔵庫の掃除もかねてミートソースを作りました。
なぜ、冷蔵庫の掃除でミートソースなのかと言いますと
中途半端に残っている、野菜とか肉とか、いろいろ細かく切って入れちゃうからなんです。
もうかれこれ10年くらい前になるかと思いますが
イタリアに、マンマの料理を勉強させてもらいに行ったことがあって
その時に食べさせてもらった料理は、どれも本当においしかったのだけれど
中でもマンマの作るボロネーゼは本当においしかったんです。
大きな鍋にたっぷり作られたそれは
なんやかんやといろんなものが入っていて
ボロネーゼというのは、食べ残した肉のいろんな部位を全部細かく刻んで作るのだとマンマが教えてくれたんです。
その言葉の通り、豚肉やら、鶏肉やら、ソーセージやら、生ハムやら
もう、いろんなものが全部細かく切って入っていて
(野菜もいろんなものが入っていました)
でもいろんなものがごちゃごちゃに入っていることで、いろんな旨みが混然一体になって
私が普段ひき肉だけで作るミートソースとは全然違う複雑な味で
本当においしかったんです。
以来うちでも、ミートソース(私が作るとボロネーゼというよりミートソースの方が似合う)を作る時は、
中途半端に残っているハムとか、ベーコンとか、ソーセージとか、
いろんなものを刻んで入れちゃうんです。
野菜も玉ねぎ、にんじん、きのこ、パセリ、カボチャなど
細かく煮込んで入れちゃいました。
日本の家庭料理に置き換えたら
いろいろ有り合わせのものを入れることで、うまみがアップしておいしくなる豚汁って感じかな?
野菜もたっぷり食べられて
いろんなお肉もしっかり入って
これぞ、家庭で作ってこそのおいしさ。
日本も、イタリアも、この美味しさは共通ですね。
コメント
先生、おはようございます。
そうなんですね。
これとこれとこれで作ったもの、という固定概念がありましたが、もっと柔軟でいいのですね。
マンマの味、家庭の味ですものね。
色々入っていて、より味わいが深そうですね。
パルメザンチーズたっぷりが嬉しいですね☺️。
先生、今日も一日健やかにq(^-^q)。