でいりいおくじょのBLOG

2018.04.22

東京老舗めぐり 松翁

今年の年頭に立てた、今年やりたいことの一つに

老舗めぐりというのがあります。

東京に暮らして20年以上たつのに

今までは、仕事と子育てに追われていて、なかなか外でご飯を食べる時間も心の余裕もなかったので

そろそろそういうのもいいかなと。

 

そんなわけで、今日は神保町にある松翁さんに行ってきました。

 

自家製粉そば粉、つなぎ無しの十割そばのお店です。

創業は昭和56年だそう。

 

それだけ見ると、なんとなく敷居の高いお蕎麦屋さんかなと思って、ドキドキして伺ったのですが

一歩、お店に入ってみると全くそんなことはなく街のお蕎麦屋さんという感じで、

家族連れでおそばを食べていたりおじさんがお酒を飲みながら、おそばを食べていたり

温かい感じのお店。

こういう雰囲気、結構好き。

 

お店のメニューを見ると、

田舎そば、並そば

うどんやきしめんなどもあり、すべて手打ちだそう。

牡蠣そばとか若竹そばといった温かいそばも充実していて

どれにしようか迷ってしまいます。

 

私は、どちらかというと黒くてガツンと来るような田舎そばが好きなので

田舎そばと並そばのあい盛りに。

 

けんちん汁というのが看板メニューなのか

そばとけんちん汁とがセットになっているメニューがいろいろあり

めちゃめちゃ気になったのだけれど

ふと横の人をみると、てんぷらを召し上がっていたのが、更に気になって。

 

普通、天ざるというとざるそばと天ぷらが一緒に運ばれてくると思うんですね。

ところが、ここの天ざるは、一つ一つ揚げたてのをご主人自ら運んできてくださる!!

これ、すごくない!!???

 

これはもう、てんぷら。食べるしかありません!

 

天ぷらは、普通のエビでもよかったんだけど、鮎があるというので鮎の天ぷらにしました。

水槽に鮎が泳いでいたんです。

 

で、運ばれてきたのがこれ

IMG_6232

 

 

 

おそばは、ちょっと太めですが、食べた感じはしっかり噛み越えのある麺

それと同時に、なんといっても香りがいいです。

何とも言えない、いぶされたような深いそばの香りが口いっぱいに広がります。

並みそばの方は品がよく、田舎そばは本当にガツンと来るインパクトがあります。

素朴なんだけれど、今まで食べたことのないようなそばの存在感。

 

つゆはすっきりとした、甘みの少ない醤油味

きりっとしていて、さらっとしていて、そばの風味を殺さないすっきりした味

麺つゆがおいしすぎて、そばにつけるとめんつゆの味しかしないようなめんつゆもあるのですが

こちらのめんつゆは、あくまでそばの風味をより引き立たせてくれる気がしました。

 

美味しいなあ。美味しいなあ。うなります。

 

天ぷらは、鮎、コーン、グリーンアスパラ、鮎

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衣が薄く、サクサクで、熱々(口の中をやけどした!!それくらい熱々、すごい!!)

子の天ぷらも、てんぷらとしてめちゃめちゃおいしいのに

やっぱりそばを殺さない。

 

美味しいなあ、美味しいなあ、うなります。

 

そして、最後に出てくる蕎麦湯がまたすごい

 

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どろりとしていて、まるでおそばのポタージュです。

これが、そばつゆなしでも、めちゃめちゃおいしいのです

いや~、蕎麦湯の美味しさにも、うなりました。

 

お江戸のおそばはおいしいなあ

 

松翁さんは、とんでもなくハイレベルなおそばを、ありえないくらいの心配りで食べさせてくれるお店なのに

ふらっと立ち寄ることのできるような温かい雰囲気の老舗でした

 

ごちそうさまでした。

コメント

  1. Yu-ki より:

    先生、おはようございます。

    食べたい~?。

    どれもこれも瑞々しいですね。

    次の老舗めぐりレポートも楽しみにしています✨。

    先生、今日も一日健やかにq(^-^q)。

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