昔ながらの料理に、なべしぎというのがあります。
ナスとピーマンを甘みそで炒めたもので
まさに、これです。
今回の料理名も
なべしぎにしようかと思ったんだけれど
なべしぎの“なべ”って何やねん?って気もして
わかり易く“味噌炒め”にしました。
たぶん、
フライパンが日本の家庭に入ってきたのは戦後のことで
それまでは、何でもかんでも鍋で作ってたんだと思うんです。
もともと、しぎ焼きという料理があって
しぎってい鳥を焼いた料理なんだけれど
肉の代わりにナスを使うようになって
そのうち、鍋で簡単に作る方法が家庭料理として定着したんだと思います。
だから、この味噌炒めも
ナスだけでもいいんだけれど
ピーマンを入れることで彩がよくなるし
ピーマンとなすの相性がいいので
ナスだけより、ピーマンを入れたほうが断然おいしいと思います。
ナスを塩水につける事
冷たいフライパンの中で油を絡める事
この辺りは、毎度おなじみ奥薗流です。
ここに、豚肉なんかいれたら、
ぐっと食べ応えがアップするんだけれど
あえて入れませんでした。
野菜だけでシンプルに仕上げたほうが
気軽に作れるし、あっさりしていておいしい気がして。
今回は最小単位のレシピにしましたが
多めに作って、冷蔵庫に入れておき
冷たいのを食べるのもおいしいので是非是非。