でいりいおくじょのBLOG

2025.09.22

身の丈に合った暮らしって?

今日は読むとかくのエッセイ教室です。

 

今日の講座の中で気になった言葉は

 

身の丈にあう

決める、決まる

 

これらの言葉って、なんかつながっているなって思ったんです。

 

まず、身の丈に合うってことなんだけれど

 

実は私は、身の丈に合った暮らしをしたいと昔からずーっと思っているんです。

 

私が言う身の丈って言うのは

週5日くらい働いて、土日は休んで

夜は普通に寝ることができて

朝は普通に起きて、ご飯が食べられて

みたいなこと。

 

普通の事なんだけれど

私にとっては、

この身の丈って言うのが結構難しかったのです。

 

東京に出てきたばかりの頃は

仕事がなく、お金がなく

子育てや家事に追われていて

 

めちゃめちゃ忙しいんだけれど

いわゆる仕事はほぼゼロで

夜は普通に寝ることはできたんだけれど

日々の暮らし、お金の事なんかがめちゃめちゃ不安で

 

寝ないで本を読んだり、料理の研究をしたりして

どうやって節約するか、倹約するか

そんなことばかり考えて

日々暮らしに追われていました。

(でも、もしかしたら、この時期は、身の丈に合っていたのかもしれません)

 

ところが、ある時を境に、

料理研究家として、ばんばん仕事が入っていて

訳が分かんないまま、全部受けていたらとんでもないことになって

気が付けば

睡眠時間1~2時間、ほぼ寝る時間が無くなっていて

子育ても家事もしつつ

とにかく仕事を必死でこなしているという状況になっていたのでした。

 

それが7~8年くらいは続いたかなぁ

何度も過労で死にかけました。

 

死にかけるほど忙しいのなら

仕事を断って調整すればいいようなものなんだけれど

そういうのが、不器用でうまくできなくて

(フリーだったので、

断ったら次から仕事をもらえないんじゃないかという不安があった)

 

じゃあ、アシスタントを雇って

下準備とか、買い物とか、後片付けとか

やってもらったらいいじゃないか、という風にも言われたことがあったんだけれど

 

一応家庭料理研究家なので

そういうのを人に任せてしまうと

偉い料理研究家の先生にはなれるかもしれないけれど

家庭料理研究家というのではなくなる気がして

あくまで、家庭料理から離れないために

全部一人でやっていたんですよね。

(もちろん、今でもそうです。ずーっとそうなのです)

 

普通に、暮らしたい暮らしたいと思いつつ

かれこれ20年以上、バタバタと暮らしていたこの時期は

やっぱり、身の丈を超えていたように思うんです。

 

結局コロナがきっかけで生活が一転し

その渦中でYoutubeを始めたときは、

これから先の人生、あくせくせずにゆっくり過ごそうと思っていました。

 

でも、いざ始めて見ると

やっぱり、そういうわけにはいかず

週2回アップしていた時期は

やっぱ、めちゃめちゃ追われる生活でした

 

一年前に、週1回にしてからは

ようやくちょっと落ち着いたかなって感じ。

 

ちょうどその頃

読むと書くの教室に通い始めて

再び忙しくなったんだけれど

 

これは、私にとってはすごくよかった

本当に良かったと思っているんです。

 

Youtubeと、読むと書くの教室

エネルギーの使う方向が違うので

妙にバランスが取れる感じ

それが、本当に絶妙なバランスで

心のバランスもとれているみたいで

とってもいい感じ

 

この教室にも感謝だな。

本当にそう思う。

そうでなかったら、日々の暮らしだけなら

上手くバランスが取れずに。

身の丈にあわそうにも、あわなかったかも

 

で、あらためて

身の丈に合った暮らしって何なのか

再び考えてみたんだけれど

 

ものすごーく必死で頑張るほどでもなく

かといって、何にも負荷がかかっていないわけでもなく

 

ほんのちょっと、頑張るくらい緊張感がある暮らし

ってことなのかな。

 

ここで大事になってくるが

「決まる」と「決める」ってことで

 

自分がやるって「決めた」ことだけじゃなくて

やらざるを得ないとか、やらなければならないこと(「決まった」こと)

が混ざりあった暮らし

ってことなのかな

 

そういう風に考えていくと

今、だんだん身の丈に合いつつあるのかもって思い始めた

 

年齢を重ねて

たくさんのことができなくなってきたことで

常にほんのちょっと頑張っているんだけれど

以前みたいに、めちゃめちゃ頑張れなくもなっている

 

こういうの、まさに身の丈に合った暮らしって言うのかな

 

そう思うと

歳を重ねれば、身の丈にあってくるってことなのかな?

 

身の丈?

コメント

  1. Amy より:

    比べるのもおこがましいのですが、先生の詩が「書けない」と私の「ワタシのアップルパイが見つからない」は同じことかと感じています。どのレシピに従ってもアップルパイの範疇におさまるものができます、当然ですが。でも、今ひとつワタシのではないんです。中々納得しない自分の頑固さにあきれながら、これからも作り続けると思います。

メールアドレスは公開されませんのでご安心ください。
また、* が付いている欄は必須項目となりますので、必ずご記入をお願いします。

内容に問題なければ、下記の「送信」ボタンを押してください。

PageTop