でいりいおくじょのBLOG

2025.12.04

白菜のアイデンティティーって・・・。

豚肉と白菜のやわらか煮の

動画の中でも話をしたんだけれど

 

今回のこの料理、白菜の切り方で迷走しまして

 

というのも、

ある日

白菜を細く切ったら、早く火が通って、短時間でくたくたになって

めちゃ良いんやない?

ってひらめいたんです。

 

で、早速やってみたんだけれど

なんか違う。

 

不味くはないんだけれど

なんか違う。

 

何が違うんだろう?

って考えていくうちに

 

ああ、そうか、白菜らしくないんだ~~

って思ったの。

 

もともと知っている、食感とか、味わいとかがあって

切り方を変えることで、新しい美味しさに出会える

なんていうのも、料理をやっているとしばしばある。

 

だから、細く切った白菜をクタっと煮たのって

新しいおいしさ?

って思ったんだけれど

 

なんか違う。

 

何が違うのか…。

う~~~ん…。

 

何回かやってみて、はっと気づいた

白菜らしくないんだ。

 

白菜って、もともと、そんなに特徴的な味わいがあるわけじゃないので

美味しいって感じるのは、食感によるところが大きいと思うんですよね。

 

細く切った白菜も

サラダなら、また白菜って認識できるんだけれど

 

加熱して柔らかくなってしまうと

白菜らしさが、まったくなくなってしまうんです。

 

白菜らしくなくても

美味しければいいのかもしれないけれど

 

細く切った白菜を煮たものは

何の料理か分からなくなってんの。

 

何回かやってみたんだけれど

柔らかく煮た白菜を美味しいと感じるためには

やっぱり、ある程度の大きさが必要

っていう結論に達したのでありました。

 

いやぁ~~

料理って、やってもやっても、知らない事まだまだあるなあ~~~。

 

白菜ってね

9割以上が水分なんですよ。

 

だから、今回の煮物だったら

煮汁の方に、白菜の旨味や味わいが溶け出していて

白菜自体には、香りとかはほとんど残っていない感じ。

だから、ある程度の大きさに切って存在感を残しておいてあげないと

白菜らしさが全くなくなってしまうんだと思う。

 

私にとっては、

今回もすごく学びの多い時間でした。

 

いろいろ試行錯誤をしているのも

私にとってはすごく楽しい。

 

やっぱ、料理っていいな~~。

 

 

 

コメント

  1. 甘利京子 より:

    『豚肉と白菜のやわらか煮』作りました
    ちょうどばっちゃんが畑から白菜を取ってきたので
    壽子さんの日めくりレシピ見たのかなぁ?とびっくりしました
    白菜トロトロで味しみしみ
    おいしかったです
    小ぶりでしたが白菜1株丸ごと使いました
    たっぷり残ったので
    うどん、どんぶり・・・
    いろいろアレンジ考え中です

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