でいりいおくじょのBLOG

2025.03.11

ゆっくり、少しずつ、成長しています

昨日のシモちゃんの講座の話です。

 

「重力と恩寵」(シモーヌ・ベイユ著)

この本がテキストなんで

シモちゃんの講座ってことになっているんだけれど

何時も違うテーマの話からはじまって

もう何か月も続いていたので

 

さすがにこれでは、シモちゃんの立場がないと思われたのか

今回は、シモちゃんの本からです。

 

久しぶりにシモちゃんの言葉をレジュメで読んでみて

めちゃ驚きました。

 

書いてあることが、少しだけ読めるようになっておる!!

 

なんでかな。

ちょっとだけ成長したって事かな。

 

シモちゃんの後は、

ボードレールの詩

 

3人の人が訳した、同じ詩がレジュメに書かれていて

 

私、予習のために一応レジュメは全部読んだんだけど

 

詩に対する苦手意識

翻訳物の詩なんて、絶対読めるわけないっていうあきらめ

更にボードレールの詩って、正直全く興味なかった(ごめんなさい)せいで

 

その3つが、同じ詩だってこと、ぜーんぜん気づかなかった‥‥。

 

先生が、

この3つは、同じ詩で訳者が違うんです、っておっしゃったとき

 

思わず

えっ!!!?????

 

って、言ってしまったもん。

本当に、気づいてなかった

どれほど、いい加減に読んでるねん、私。

 

もともと、翻訳されたものが苦手なんです。

 

で、教室ではあまりよくわからず

家に帰ってから、

教室での講義を思い出しながら何度も詩を読みかえってみたら

 

ああ、なんだ、そういう事か

って、ちょっとだけ分かった気がした。

 

つまり

今、目に見えている事だけを語るのではなく

それの向こう側(あるいは奥)にあるものを見て、感じて、書く事

 

講座の途中で、

自分にとっての象徴とは何かという事をみんなで話し合う時間があり

 

私は

夕立の後、土から立ち上るもわっとした湿度の高い空気と

土と雨の混ざった匂い

って言ったんです。

 

あの匂いと、あのモアっとした温度と湿度を感じると

 

子供の頃、おばあちゃんの家の縁側で過ごした時間を思い出して

なんか幸せな気持ちになるんです。

 

それを教室で話した時は

それが象徴なのか何なのかわからなかったんだけれど

 

家に帰って、いろんなことをもう一度思い出しながら考えてみて

やっぱり、あれは私にとってはそうだと思いました。

 

そういうところから、物語が始まり

そこから、詩が生まれ、エッセイが生まれる

 

そういうところから生まれた詩やエッセイは

どんどん深いところに自分を導き

思っても見なかったところへ連れて行ってくれたりするんだろう

 

そんな気がする。

 

違っているかもしれないけれど

自分なりに、何かちょっと掴んだような気がしました。

 

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