でいりいおくじょのBLOG

2025.05.02

生きているだけで素晴らしい

昨日のヒルマ・アフ・クリントについて

もう少しだけ書かせてください。

 

彼女はもともと美術学校できちんと美術を学び

(当時のデッサンが展示されていましたが、めちゃめちゃ上手い)

優秀な成績で卒業して、

その後、絵を描くことを仕事としていた人なのです

 

ところが、その後スピリチュアルに目覚め

(妹さんの死も関係しているらしい)

「目に見えないが確かに存在するもの」

を描く方向へと変わっていったらしいのです

 

けれど、その当時、

まだ抽象画というものがなかったし

しかも、スピリチュアルな感じなので

この絵を理解できる人は、多くなく

 

膨大な数の絵を書くのだけれど

想うように展覧会もできず

 

それでも何かに突き動かされるように、描き続けたそう

 

更に、自分の絵について

色や線などが、何を意味しているかというようなことを

言葉で書き綴っているんですね。

 

単なるメモ書きというよりは、ものすごい量の言葉

82歳で亡くなるまで

ずーっと書き続けられていたようなのです。

その数、なんと120冊以上のノート!!!

 

彼女は交通事故で亡くなるのだけれど

もしも、その事故がなかったら、もっともっと書き続けられていたはず。

 

そのノートには、

死後20年間は作品を公開しないようにという事が書かれていて

それを甥に託していました

 

それもあってか

1944年に彼女がなくなるまで

ほとんど彼女の作品は公開されることなく

人に知られることもないままでした

 

脚光を浴びるようになったのはここ20年くらいのこと。

 

この一連の話が

なんとも言えず、神秘的で

私は、作品もさることながら、その事の方がずーっと心に残りました

 

実際問題

彼女の絵は長く理解されることはなく

展覧会をしたいという願いはあっても

なかなか実現することができず

書いた絵のごく一部を展示したことはあった程度

 

彼女は、そんな状況で

ひたすら、自分の使命を感じて絵をかき

メモを書き続けた

 

彼女は、

こういった神秘的な絵を描くことが

神のから託されたことだと信じ

自分のやるべきことをやり続けたのです。

 

彼女を絵を見て、こういう話を読んで

感じたことは

 

自分の生まれてきた意味というか

ここに生きるために与えられた使命という事。

 

何か目的とか、何かを達成したとか、そういうことがないと

生きている意味がないみたいに思いがちだけれど

 

そうじゃないのかもって思ったし

生きる目標とか、やっていることの意味って

別に分からなくてもいいのかなって

彼女の絵を見ていると思えたんです。

 

っていうか

 

生まれて、成長し大人になり、

やがて年をとり死んでいく

これって、何度でも何度でも繰り返されていくのなら

 

今、この今の命のタームで達成できない事も、

次で達成できるかもしれないし

 

次の命に引き継がれていく

そんな感じがしました

 

自分が生まれて、今ここに居ること

そこには絶対に意味があって

必ず使命を持って生まれてきている

 

仮に今、この命のタームで何も達成できなかったとしても

意味がない事なんて絶対にない

 

上手く言えないけれど

イメージとしてはリレーの選手みたいなもので

 

別に、誰かを追い抜いたとか

輝かしい結果を出したとか

そんなのは、別に必要ない

 

ただ、一生懸命走るだけでいい

ゆっくりでいいし、立ち止まってもいい

 

そんな風に思えました。

 

だからね

 

結果じゃないんだよね。

 

生まれてきたって事

生きているって事

次にバトンを渡すって事

 

命がつながっているって

それだけで、とてもすごい!!

 

あらためて、そんなことを思ったりしました。

 

なんかわかんないけど

今やっていることに、意味がないなんてことはないって事

改めて自分に言ってみたのです。

 

***********************************

 

今の自分を感じる絵ハガキを買いました。

 

 

成人期

自分らしさが確立し

生きるエネルギーや喜びにあふれている感じがします。

 

 

 

 

成人期

一つ一つ、いろんなものを手放し

手放すことでより自由になっていく感じがする。

今の私は、ここかな。

 

 

 

 

老年期

生きてきた奇跡が一つの所に集積し

それが一つ一つそぎ落とされていく感じ

”無”に帰っていく道程のようにも見えます

 

 

 

老年期

最後はこんな風なところに行きつくのかな

全てが調和の中にあって

生きてきたことすべてが肯定されている感じがする。

コメント

  1. 匿名希望 より:

    全て嘘の可能性も検討した方が良いと思います
    詐欺とペテンの大百科という本には実際にあった詐欺が書いてて多すぎて読みきれませんでした
    たとえば女性は存在せず甥と名乗る人が詐欺師で自分が書いた絵で入場料を取っている等です

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