でいりいおくじょのBLOG

2025.08.18

錬金術で、私が変わる!?

今日はエッセイ講座です。

 

今回もたくさん話し、たくさんの問題提起がされて

考えることは、本当にたくさんあったんだけれど

 

私が一番心動かされたのは

自分というのものについての話でした。

 

自分が思っている自分というのは

どうやら、自分の中のほんの一部であり

自分の中にある可能性というのは

一昔前に比べて、格段に拡大されている

 

いや、確かにそうだと思う

 

これだけネットが進歩して、いろんなものが便利になって

学ぼうと思えば、いくらだって学ぶことができるし

知りたいと思えば、いくらだって調べることができる

やってみようと思えばやれることは、一昔前よりも格段に多く

自分の可能性を試してみたければ、試してみる機会だって相当開かれている。

 

そして実際、今、その恩恵にあずかっていて

いろんな可能性が開かれている中で、暮らしているわけです。

 

なのに、なぜ、

自分はこうだから

そんなこと、できるわけないとか、思ってしまうんだろう

 

自分の周りの環境は、こんなに変わっているのに

自分に対する認識は、全然、変割っていない。

なんでだろう?

 

いや、それ、私の事です、はい。

 

講座のレジュメの中で、

錬金術というコトバが、何度も出てきて

その度に、「鋼の錬金術師」というアニメが思い浮かびました。

 

鋼の錬金術師、最も好きなアニメなんです。

 

亡くなったお母さんを錬金術で生き返らせようとしたエルリック兄弟

命の再生は、錬金術では、最大のタブーで

それが失敗した代償として

お兄ちゃんは足をなくし、弟は身体をなくし

魂だけをかろうじて鎧の中につなぎとめたんです。

 

そんな2人が、

肉体を元通りにする錬金術を知るために旅をするという話

 

その中で繰り返し言われるのが

錬金術というのは等価交換だという事。

 

だから命は絶対に錬金術で作れないのです。

 

いや、途中、死体から人間を錬金術で再生させる

みたいな話も出てくるんだけれど

命の再生は、錬金術の絶対タブーだし

命と等価交換できるものなどない。

 

その事が、レジュメの錬金術というコトバを見るたびに

頭の中で思い浮かびました

 

そのたびに、

だから、私というものは絶対的な唯一無二の存在なのだ

という事を、あらためて思ったのでした。

 

けれど、その一方で

わたしの中にいる、様々な自己のことも考えた

 

私を構成している要素は

けっして一つではなく

それぞれが、日々変化していることも

 

弱い私もいれば、強い私もいて

また、若い私もいれば、老成した私もいる

すぐに弱音を吐くわしもいれば、粘り強く黙々とやり続ける私もいる。

 

様々な私が、日々入れ代わり立ち代わりしている。

 

なのに、

私を認識している私は

私はこうだからと、決めつけているところが多々ある。

 

肉体的な能力は年齢とともに衰えるけれど

それに反比例して、内的能力は上がっていく

 

毎日毎日、一瞬一瞬

私は、再生し続けている

そうなんだ

そんなことを、突然思った私でした。

 

そして、日々、衰えていく部分のことを思った

外見とか、運動能力とか、認識力とか

たしかに、これから先は衰えていく一方だ

 

けれど!!

錬金術の事を考えると、それも等価交換されていると

考えることができるのではないかと思った

 

つまり

衰えていくものがあるなら

その一方で

発達し、向上していく能力がある

 

そうだ、それが年をとるという事だ。

 

肉体的な衰えは眼に見えて

内的な向上は眼に見えないから、気づかずにいる場合も多い

 

でも、気づいていなくても、この確実に変化している。

 

目に見える所で、何かが衰えているなら

目に見えないところで、その分、発達していなければおかしい

 

だって、私という存在の中で

失われているものと、再生されているものは

等価交換されているはずなのだから

それが、錬金術の絶対的な法則なのだから。

 

だからね

若い時にはわからなかったことが

年をとったら分かったり

 

若い時にはできなかったことが

年をとったらできるようになることもある。

確実にある。

 

たとえば、詩を書くとか?

 

いや、できないかもしれない

けど、できるかもしれない。

 

自分を分かったように思わず

自分の中の錬金術を信じるのだ!!

 

いや、他の事も

できないと思っている事、いろんな事

内的等価交換で、自分の知らない自分に

これから、日々出会っていくのだ!!

 

コメント

メールアドレスは公開されませんのでご安心ください。
また、* が付いている欄は必須項目となりますので、必ずご記入をお願いします。

内容に問題なければ、下記の「送信」ボタンを押してください。

PageTop