日めくりレシピRECIPE

2020.06.0212:00 AM

オイルサーディンの和風スパゲティー

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材料 (2人前)

  • ニンニク(粗みじん切り)…1かけ
  • オイルサーディン…1缶
  • スパゲティー…150g
  • ポン酢しょうゆ…大さじ1~2
  • 塩…適量
  • 青ネギ(小口切り)…適量
  • 焼きのり(細切り)…適量

作り方

  • 湯を沸かし、沸騰したら塩を入れ、袋の表示通りにスパゲティーをゆでる。(塩の分量は、湯500㎖に対して塩小さじ1の割合で)
  • フライパンにオイルサーディンの油とニンニクを入れて火にかける
  • いい香りがしてきたら、オイルサーディンを入れて炒め合わせ、スパゲテイーが茹で上がるまで火を消して待つ。
  • 麺が茹で上がる直前にフライパンに火をつけ、湯を切ったスパゲテイーを加えてさっと混ぜ、ポン酢しょうゆで味を調える。
  • 器に出し、青ネギとのりをかける。

ポイント

小説を読んでいても、映画を見ていても
料理や食べ物が登場すると
それがどんな味なのか気になって、気になって
ストーリーそっちのけで、いろんな想像が膨らみます。

この、オイルサーディンスパゲティーは
先日読んだ「ファーストラヴ」(島本理生著)の中に出てくる料理です。

臨床心理士の由紀が、夫と息子のために作るスパゲティー。

これを作る直前のストーリーはこう。
臨床心理士由紀は、ある殺人事件のノンフィクション本を書くことになり
事件を調べていくうちに
容疑者・環菜と母親の間のねじれた関係がわかってくるんです。

実は自分自身もまた、親との関係性がゆがんでいて
環菜の親子関係がわかるにつれ、自分自身の家庭の問題も浮き彫りになってくる。

そんなこんなで、行き詰ってきた由紀が
家に帰ってきて作るのがこの料理。

夫の我聞さんは、
由紀とは全く違う、本当に健全な親子関係の中で育った人で
素晴らしくクリーン人で、うらやましすぎるくらい良い人。

このオイルサーディンスパゲテイーは
その夫の我聞さんのために
結婚前から良く作っていたという料理なんです。

なんで、この日、これを作ったか。

ここからは、私の想像です。

由紀は、我聞さんとの出会いにより、
人を愛すること、愛されることを、初めて知ったんじゃないかと思うんです。

だとすると、我聞さんは心の支えであり
我聞さんのおかげで
自分自身が背負ってきた、苦しい親子関係の輪廻を断ち切ることができるという希望や
親としてやっていけるんじゃないかという自信を
持つことができたはず。

この料理は
我聞さんとの出会った頃の頃を思い出し
自分の背中を押すために作った料理なんだという風に、読めます。
自分自身にも、環菜にも、大丈夫、大丈夫、って言うために作ったのだと。

そういう料理、ありますよね。
自分の心のよりどころとなって、勇気や希望が湧いてくるような料理。
私にもあるなあ。
それはまあ、別の機会に紹介するとして

さてさて、
問題のオイルサーディンスパイゲティーですが

私、普段オイルサーディンって、あまり使ったことがなかったので
どんな感じに仕上がるんだろうって興味津々。

で、食べてみた感想は

オイル漬けなのに全くしつこくなく
イワシの臭みも全くなく
身も柔らかく、あっさりおいしい!
びっくりです。

ポイントは、
オイルサーディンのオイルで最初にニンニクを炒める事かな。

このオイル、イワシの旨味が溶け出していて、いいコクをプラスしてくれます。

最後にポン酢しょうゆをプラスしたのは、私のアイデア。

ポン酢しょうゆの、しょうゆがイワシのおいしさを引き立ててくれるし
かんきつの香りと酸味で、さわやかに仕上がります。

青ネギと海苔も、すごくよく合い
これは、我が家の定番になりそうな予感。

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