でいりいおくじょのBLOG

2020.03.20

映画日記「ダヴィンチ・コード」

この前、たまたまダン・ブラウンの「オリジン」の書評を目にして

めちゃめちゃ読みたくなったんです。

 

けれど、よくよく考えてみると

わたし、「ダヴィンチ・コード」しか読んでおらず

いきなり「オリジン」を読んでついていけるのか?

 

だいたい「ダヴィンチ・コード」にしても

その時話題になっていたので、一応、なんとか読むには読んだんですが

あの当時は、世界史もちんぷんかんぷんで、宗教的なこともちんぷんかんぷんで

どれだけ理解できたか・・。

 

でも最近世界史が好きになってきて

その手の本や映画も見るようになったから

今なら、もう少し理解できるかもって、

もう一度シリーズ最初から、読もうと思ったんです。

 

そうしたら、映画があるやん、という事を思い出し

とりあえず、映画の「ダヴィンチ・コード」、見てみました。

 

いやあ、深かった~~~~。

こんなすごい映画だとわかっていたら、もっと早く見ればよかった。

 

ストーリの展開がテンポよく

最初から最後まで、ハラハラドキドキの連続。

 

しかも、ルーブル美術館とか、教会とか、

旅番組で見るような場所が出てくるので、そういうところも見所満載。

内容もいいけど、映画としてもすごくいい、

 

ストーリーはというと

 

ルーブル美術館の館長が、何者かに殺されるところから始まります

(ダヴィンチのウィトルウィウス人体図と同じポーズで亡くなっている館長の映像が映画の宣伝として流れていましたね。)

 

その死体の横には謎のメッセージが残されている。

 

トムハンクス演じる、ロバートラングドン(ハーバード大学の宗教象徴学の教授)と

館長の孫娘のソフイー(暗号解読者)が、

その現場にやってきて、暗号を解こうとするのだけれど

何者かに狙われて、逃走劇が始まります。

 

館長と司教を殺してまで手に入れたかったものは聖杯で

神の聖杯のありかをめぐって、

だまし合いあり、暗号の解読あり、逃亡あり、まさかの裏切りあり

もう、一瞬たりとも目が離せないスピード感です。

 

聖杯とは何か。

イエスキリストは、神なのか、人なのか。

それが、この物語の大きなテーマです。

 

そんなこと考えたこともありませんでした。

 

神としてのキリストを信じる人

人としてのキリストを信じる人

キリスト以前の神を信じる人

 

誰が神で、誰が人か

そこが違えば、権力の構造が変わり

支配する力関係が変わる。

 

こうなると、そもそも宗教とは、いったい何なのかがわからなくなってくる。

 

人は、神の名のもとに、権力を持ち

神という名のもとに、人が人を殺すことさえも正当化されてしまうことがある。

 

人は神になれないからこそ

権力と絶対的な正義を手に入れるために

神という存在を必要としているようにも思える。

 

いや、イエスが神であっても、人であっても

イエスを信じて救われている人は確実にいるわけだし

宗教自体は決して悪ではない。

 

でも信じる神の違いによる戦争は、現実に起こっていて

なぜ、神の存在が、人を殺すことにつながっていくのか。

 

ああ、なんか頭がこんがらがっています。

 

あまりにもテーマが大きすぎて、重すぎ

また、映画だけで、どれだけ理解できているのか自信が、まったくありません。

 

でも、これだけいろんなことを考えさせられるという事は

とにかく、ものすごい映画でした。

 

やっぱり、原作をもう一度読まなくっちゃと思いました。

 

2020年3月19日ダヴィンチコード

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