でいりいおくじょのBLOG

2025.03.22

円空仏、見てきました!!

三井記念美術館で開催中の

特別展 魂を込めた円空仏

を、見てきました。

 

 

 

今日は、午後から美容院だったので

早めに家を出て、その前に見たのでした。

 

円空仏を知ったのは、

かれこれ20年以上前で

その当時、梅原猛先生の本にハマって

片っ端から読んでいた時期があって

その中で、円空仏に出会うんです。

 

正直、先生の円空仏の本は難しく

どれほど理解できたかは、心もとないのですが

円空仏に心をわしづかみにされ

すっかり虜になってしまったのでした。

 

これまでも、円空仏展は何度か見に行ったことはあるのですが

何度見ても、いつ見ても

円空仏は、やっぱり心惹かれます。

 

樹木を削って生み出される仏様は

本当に、樹木の命が立ち現れたみたいで

本当にそこに聖なるものがおられる感じがするの。

 

ありがたいというか

魂がつい寄せられるような感じ

 

なんかね、こんな書き方もおかしいんだけれど

魂が吸い寄せられて、あちらの世界に持っていかれそうになりました

 

仏様の顔を見ているだけで

本当に吸い寄せられるような感じになって

 

ああ、私は、こういう優しいものに包まれて

安心したかったんだ

そう思いました。

 

そう思いながら、円空仏の放つ何か温かいものにじわじわと包まれていくと

 

なぜか途中で、本当に、ものすごい眠気に襲われて

会場内の椅子に座って、眠ってしまったの、ホント。

それも2回。15分ずつくらい。

 

真剣に寝ちゃったんですよ

なんか、目をつぶっているんだけれど

何か仏様に抱かれているような安堵感と心地よさなんです。

 

ハッと目覚めて、また仏さんたちを見るんだけれど

またすぐに、再びものすごい眠気に襲われて

また寝ちゃったって感じ

 

何なんだろう、この世界観

安心感というのか、なんとも言えない心地よさです。

 

円空仏は、すべて見ているだけで心地よいのだけれど

特に、今回心惹かれたのは

 

まずは

両面宿儺座像

 

 

一つの身体に慈悲と憤怒の二つの顔を持っているこの像

慈悲の顔も、怒りの顔も

どちらも、そこはかとなく温かさがあって

自分の中にも、この二つの顔が、こんな風に同居しているのかなって

それが人間なのかな、しゃーないなって

見ているとそんな気持ちになってくる。

 

慈悲と怒りが、お互いに、バランスをとりながら

押し合いへし合いして、

お前、前に出るな、お前こそ引っ込んでろ

って、押し合いへし合いしている

 

これで、良いんだよなって思えます。

 

 

如意輪観音

 

もともと、如意輪観音って大好きなんですよ。

片手を頬にあてて

なんかゆるーいじゃないですか。

頑張り過ぎたらあかんよ~~、ぼちぼちやったらええんやからね~~

って、言ってる感じがするの。

それが好き。

 

特に、円空仏の如意輪観音は、力の抜け方と、この優しいお顔が最高、最高!!

ずーっと見てられます。

 

 

十一面観音

この仏さまも、よかったなあ。

十一面観音も、もともと大好きな仏様なんだけれど

円空の十一面観音は

お顔がとにかく、優しくて、慈愛にあふれているんです。

癒しです、ホント癒し。

本当に温かくて、大丈夫大丈夫って言ってもらっている感じがしました。

 

 

っていうか、

どの仏様も、全部全部素晴らしく

本当に癒されました。

 

会期が、今月中なので、ラスト10日くらいです。

これは、見れるなら、見たほうがいいと思います。

 

本当におすすめです。

 

魂の奥の方が、あったかくなります。

 

 

コメント

  1. ママデューク より:

    円空は日本史の教科書で作品を見た事があります。
    粗い彫り方だけれども、どこか優しい感じがあるとボクも感じます。
    写真の仏像もとても味わいがありますね。特に2枚目の如意輪観音の優しい表情が良いなぁとボクは感じました。
    それでは失礼致します🙇‍♂️足立区一のお調子者f@

    1. 奥薗壽子 より:

      円空の仏さまは、見ているだけで、なんか癒されるんですよね。
      楽しんでもらえたみたいでよかったです。ありがとうございます。

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