2025.03.31

高橋先生ご命日

今日は、高橋先生のご命日。

亡くなられて1年になるんですね。早いなぁ。

 

今日は、読むと書くの教室で

シュタイナーの講座があり

受講しながら、高橋先生のことをいろいろ思い出していました。

 

思い出すといっても

高橋先生にお目にかかったのは一度っきりです。

 

でも、あれは、本当に運命としか言いようのない

大切な時間でした。

 

先生にお目にかかったのは去年の3月

亡くなられる2週間ほど前

吉祥寺での講座に出席させていただいたのです。

 

実は、この講座に出席できたのが

まさに運命でして

 

高橋先生が吉祥寺で講座をされているというのを知ったのが

おととしの10月ごろで、

 

行ってみたいと思ったけれど

どうやって申し込んだらいいのかもわからないし

そもそも、いきなり言って、参加させてもらえるのかもわからないし

どうしたものかと思っていたんです。

 

そうしたら、読むと書くの教室の友人の中に

行ったことがあるという人がいて

申し込み方を教えてもらったんです。

 

それが11月。

 

すぐに申し込み方を教えてもらって

ＨＰにアクセスしたんだけれど

新規会員の募集は、当分の間しません。

というお知らせが出たんです。

 

それで、会員の募集が再開されるまで待つことにしたんですが

 

その時に、なんか虫が知らせたというか

このまま、待っているだけじゃだめだっていう天の声が聞こえて

 

年明けに

会員になっている友達に頼んで講座の事務局に連絡してもらい

どうしても出席したい人がいるので、なんとか出席させてもらえないか

お願いしてもらって

3月の講座に出席できることになったんです。

 

でも、その時、新規会員の募集も再開されました。

高橋先生のお体の状態がよくなられたのだと安心しました。

 

そして3月中旬。吉祥寺での教室。

 

先生の教室では、はじめて受講する時、自己紹介をすることになっているそうで

私も、ドキドキしながら自己紹介しました。

 

高橋先生が、私の話を聞いて下さる機会なんて

もう二度とないかもしれないと思って

一生懸命、思いのたけを話したのを覚えています。

 

そして、講座が始まり

先生はほとんど語られることはなかったのですが

無言の中に、たくさんの言葉があり

今思い出しても、心が震え、涙が出ます。

 

体力的に、かなり弱っておられる感じにお見受けして

それがとても心配で、とても気になっていて

先生の身体が少しでも良くなれるように

それから毎日祈っていました。

 

そうして、4月の講座も申し込まなくっちゃと思って

事務局にメールを送ったのが30日

4月もお待ちしておりますという返信を頂きました

 

高橋先生の訃報を聞いたのは

それから1週間以上たってからで

考えてみたら、あのメールをお送りした日が

旅立たれた日だったのでした。

 

あの自己紹介の時

高橋先生のご本を一生懸命読んでいます。

まだよくわからないのですが、一生懸命読んでいます。

と先生に言いました。

 

だから、この一年

先生の本とシュタイナーの本をこつこつ読み続けました。

 

分からなくても、とにかく読み続けてきて

あの時より、少しは理解できるようになったことを

今、先生に伝えたいです。

 

そして、これからまた、一年こつこつと読み続け

来年は、今年よりももう少しわかっているようになりたい。

 

高橋先生のコトバというのは、本当に不思議で

その時その時の、私の理解の程度に合わせて

読めるんです、ホント。

 

だから、この先も一生読み続けたいと思っています。

 

今日の読むと書くの教室は

シュタイナーのことばと、高橋先生のことばと

両方を味わうことができ

若松先生と受講されている皆さんと一緒に

しみじみと高橋先生を思いました。

いい講座でした。

 

高橋先生、これからもお導き下さい。

 

「シュタイナー生命の教育」

この本は、高橋先生の本の中でも特に好きな一冊で

コツコツ読み進めて、最近3回目、読み終わりました。

 

「ヨーロッパの闇と光」

これは、最近読み始めた本です。

こちらは、かなり難しく、なかなか理解できない部分も多いのですが

これもコツコツ読み進め3回くらい読んだら

今よりは、もう少しわかるようになるのかもと思いつつ

毎日、大切に、少しずつ読んでいます。

 

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