でいりいおくじょのBLOG

2021.05.17

映画日記「おばあちゃんの家」

泣けるような映画を見たくて探していたら

おすすめに出てきたので、見てみました。

 

「おばあちゃんの家」

 

韓国映画です。

 

都会暮らしのサンウ‘(7歳)は

お母さんが仕事を探す間

田舎のおばあちゃんの家に預けられることになります。

 

おばあちゃんの家は、本当にド田舎で何にもない。

しかも、おばあちゃんは言葉が話せないし、文字の読み書きもできません。

 

そんなおばあちゃんを、サンウはバカにして

 

おばあちゃんが一生懸命作ってくれたご飯には手を付けず

家から持ってきた缶詰を一人で食べたり

自分だけおやつを食べたり

 

とにかく、サンウがわがまますぎて、

めちゃめちゃ腹が立ちます。

 

自己中心的で

優しさが全くない。

 

そんなサンウに対して

おばあちゃんは。いらだつこともなく

サンウのために、一生懸命できる限りのことをしてあげるんです。

 

おばあちゃんが作ったご飯を食べようとしないサンウに

食べないと体に悪いから、好物を食べさせようとするんです。

 

何が食べたいかと聞くと

サンクが答えたのはケンタッキーフライドチキン

 

ケンタッキーなんて、見たことも食べたこともないおばあちゃん

もちろん、お店もありません。

困ってしまい、必死でどういうものかを知ろうとするんです。

 

やがて鶏肉の事だと理解し

 

自分が畑で育てた野菜を売ってお金を作り

鶏を一羽買ってきて

参鶏湯みたいなのを作るんです。

 

おばあちゃんにとって、精いっぱいの事なのに

これは、ケンタッキーじゃない、ケンタッキーが食べたいとわがままを言いまくるサンウ。

 

そんな時も、おばあちゃんは決して怒らず

ただ淋しそうな顔をするだけ。

 

その悲しそうな顔が、せつないのですよ。

 

私は、おばあちゃん子なので

おばあちゃんに、こんな態度をとる孫は

もう許せんなあ、絶対に許せんわ

と思いながら、ずーっと見ていました。

 

ところが、あることがきっかけで

サンウが、おばあちゃんの愛情に気づくシーンがあって

 

そこからが、号泣です。

号泣、号泣

 

めちゃ泣けた。

声を出して泣きました。

 

想いは伝わるんだなあと思って

誰かを大切にする気持ちは

ちゃんとわかる時があるんだなあって

 

最後は、じわっと温かい気持ちになります。

 

前半、かなり腹が立つけれど

後味は良く、温かい余韻が残りました。

 

おばあちゃんに会いたくなった。

この世では、会えないけど

 

いい映画でした、おすすめです。

2021年5月16日おばあちゃん

コメント

  1. 佐伯正晴 より:

    つい三日前に先生の動画を拝見させていただいた者です。
    先生の人間離れした笑顔に初めは驚き、次はなれて、その次は虜になって先生の大ファンになってしまいました。
    料理のコンセプトも気に入ってます。
    その先生が同じ映画を見て泣いたとは驚きです。
    映画の中で少年が電池切れで動かないゲーム機を取り出したとき、お金が挟んであったのに気付くんですね。少年はそのお金がどんな大切なものか知ってます。蔑んでいた自分の心がどれだけ醜いかその時気付く。
    その時、映画をみながら我慢してた感情が一気に爆発して号泣してしまいました。嗚咽というのですか。恥ずかしながら嗚咽が止まりません。日本でもそうですが、発展途上国にはいい映画監督が輩出します。今は韓国や中国でしょうか。

    1. 奥薗壽子 より:

      Youtubeを見て下さって、ありがとうございます。
      気に入ってくださっているとのこと、感謝です。
      さて、この映画ですが、ゲームのところにお金がはさんであった、あのシーン!!
      ハイ、あそこで号泣です。
      もう、声をあげて泣きました。
      あそこは、やられましたねえ。本当にいいシーン。
      心の深いところをやられました。
      また、いい映画があったら教えて下さい。よろしくです。

  2. 佐伯正晴 より:

    「おばあちゃんの家」ほどではありませんが、「こどもしょくどう」が泣けました。
    年のせいか涙腺が緩んできてます。
    数年前、子ども食堂を(映画ではなく)ボランティアで手伝ったことがありました。
    立派なレストランで子供は無料付き添いの大人は半額でした。残念ながら食に困った子供は敷居が高く
    来ません。裕福そうな家族が若干来る程度でした。従業員は社長の思い付きにうんざりといった感じで、こちらもボランティアに行かなくなり、そのうち「子ども食堂」はなくなりました。残念です。いまは食事といえば栄養とか糖質制限とか健康の面が強調されますが、食事って心の絆に大事なもの。奥薗先生の料理の動画のように、作ることだけでなく、先生のあの笑顔が最強のスパイスです。いつも笑顔をありがとうございます。

    1. 奥薗壽子 より:

      「こどもしょくどう」気になっていた映画でした。
      書いてくださったように、
      現実問題、これを経営していくとなると、いろいろ問題は山積みなのかなと。
      でも、今度見てみます。
      ありがとうございました。

メールアドレスは公開されませんのでご安心ください。
また、* が付いている欄は必須項目となりますので、必ずご記入をお願いします。

内容に問題なければ、下記の「送信」ボタンを押してください。

PageTop