家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
今日は、気になっていた写真展に行ってきました。
東京都写真美術館
「不易流行」
タイトルの不易流行は
松尾芭蕉が俳句の心構えについて述べた言葉に由来しているそうで
不易を知らざれば基立ちがたく
流行を知らざれば風新たにならず
からきているそう
変わらないものを知らないと、基本が成り立たないし
流行を知らなければ、新しい風は起こらない
という事らしい。
今回のこの写真展は
まさにそんな感じで
見ていると、どこか懐かしさがあるんだけれど
いろんな新しい試みがされていて
本当に面白かった~。
写真って、カメラって
こういう世界なのか~~って唸りました。
この展覧会は
東京都写真美術展の総合開館30周年を記念するコレクションでもあるので
古い昔の写真の写真もあるんだけれど
ある時代を切り取ったような古い写真を見ても
それが、単に古いだけじゃなくて
その時代の空気感みたいなものが伝わってくる。
この写真なんか見ていると
そこに暮らしていた人の体温や、息遣い
家族の会話まで聞こえてくる気がして
そしてそれは
ある意味、時代が変わっても、それは大きく変わっていなくて
だからこそ、見る者の心を
何の抵抗もなくスーッとそこに連れて行ってくれるんだと思う。
こんなどこか懐かしい写真があるかと思うと
最新の技術を使って、いろいろ加工し
全く新しい色の世界を作り出しているものがあったりとか
昔の写真と今の写真を組み合わせて一つの写真に仕上げて
昔の自分と今の自分が一緒にカメラに収まっているかのように写真の中に納まっている
そんな世界が浮かび上がりました。
懐かしいものと、新しいもの
これからまた30年くらいたって
次の総合記念60年記念の展覧会が開催されたとして
昭和の時代を映し出した古い写真は
やっぱり、懐かしさの中でその意味を深く伝え続けるだろうし
今、新しく見えるものも
あっという間に古くなり
時代がたてば、懐かしさを醸すようになるのかもしれない
でも、その中でこちらに挑み続けることがある
何かっと深い所に連れていてれう感じ
本当はもっともっと、じっくり書いてみたいのだけれど
疲れてしまって、眠く仕方ないので
この続きはまた、明日。!
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