家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
昨日京都でたぬきうどんを食べました。
これまで何度も書いたことがあるので繰り返しになりますが
京都でたぬきうどんというと、きつねうどんのあんかけです。
たっぷり入った生姜と、片栗粉のとろみのおかげで
お腹に入った後も、体のぽかぽかが長―く続くのがいいですね。。
京都の冬は底冷えして、じんじん寒さが迫ってくるので
寒い時期は、きつねよりたぬきの方が、断然おいしい!!
たぶん京都人は誰でもみんなあんかけが大好きです。
あんかけというと、カレーうどんもこの時期、おいしいですね~。
京都のカレーうどんは
水溶き片栗粉にカレー粉を混ぜたのを最後に入れてとろみをつけるんです。
カレーを入れるのとは違うので、とってもあっさりです。
基本的には、たぬきうどんとほぼ同じ作り方で
最後にカレーが入るかはいらないかの違い・・かな。
今日はとっても寒かったので、お昼はカレーうどんにしました。
たぬきか、カレーか、迷ったけど
カレーの方がさらに体が温まりそうだったので。
自分で作ったら、ショウガも多め
口の中がひりひりするくらいが大好きです。
冷凍の讃岐うどんで作ったら
ちょっとめんのコシがありすぎました。
もう少しうどんをぐつぐつと煮込んで
コシがなくなって、ふにゃっとなったくらいが、京都っぽくてよかったかな。
普段はコシのある讃岐うどんが好きなのに
京都から帰ってくると、口が関西人になって
ふにゃふにゃの柔らかいうどんがおいしく感じる。
これも、なんかおかしいですね。
コメント
先生、おはようございます。
あ~、美味しそう?。
食べたくなってきました。
そういえば、私も昨夜はうどんだったんだ(笑)。
鶏団子うどんでした。
今日は、カレーうどんにしようかな。
温かいものを食べて、体の中から暖かくなりたいですね。
先生、今日も一日健やかにq(^-^q)。
鶏だんごうどんもおいしそうですね~。
こんにちは。いつも楽しく拝見しています。
今から約30年前なのですが、2月に京都女子大の受験に行きました。
とっても寒い一日だったのですが、帰りに京都駅構内の和食屋さんでカレーうどんを食べたことがとっても印象深く記憶に残っています。
受験が終わった安堵感と、カレーうどんの美味しさと、体が心底温まった感覚をすごく覚えています。
何でこんなに記憶に残っているのかずっと不思議だったんですけれど、先生のエッセーを読んでいて、きっと京都のカレーうどんがものすごく美味しかったんですね。
また食べてみたいなぁ。
私は社会人一年生の時、仕事でうまくいかなくて、自分の力のなさが悔しくて情けなくて、涙を流しながら食べたあんかけうどんの味が、今でも忘れられません。うどんの温かさとだしの美味しさで、気持ちがほっと落ち着いてきて…。またがんばろーって思えてきたんです。しみじみおいしいっていうのは、口より心に響くのかもしれません。