でいりいおくじょのBLOG

2018.04.07

読書日記「かぼちゃを塩で煮る」

グルメな方が書いた料理エッセイを読むと

ああ、こんな風に食べることが楽しめたら楽しいだろうなあとうらやましくなります。

 

そんな風に思える本に出合いました。

「かぼちゃを塩で煮る」(牧野伊三夫著  幻冬舎)

 

著者の職業は画家で、若いころ美術学校に通うために上京した時から一人暮らし、自炊をはじめ

台所に立つこと、うん十年だそう。

 

料理もお好きなのだと思うけれど

とにかく食べることがお好きなんだなあというのが、すごく伝わってくる本です。

 

書いてある料理が、どれもこれも、おいしそうで、おいしそうで。

 

なぜ、そんなにおいしそうに思えるんだろうと、改めて読み返してみると

それはもう、ご自身が舌なめずりしながら文章を書いておられるからに違いなく

それが、文章のいたるところにあふれているのです。

 

鶏肉とジャガイモをフライパンに入れて、じっくり焼くだけでできる、

鶏肉とジャガイモの南フランス風という料理が紹介されているのですが

これなんか、作り方はいたってシンプルで

正直、この手の料理は私も普段からよく作っているのだけれど

この文章を読むと、ものすごく作りたくなり、また食べたくなり

その日の我が家の夕飯のメニューになりました。

 

ビジネスホテルに泊まって、部屋に備え付けの電磁湯沸かしポットを使って調理する話が出てくるのですが

これも、私、同じようなことをしたことがあるから、すごく笑えました。

 

部屋に備え付けの湯沸かしポットで味噌汁を作ったことあるし

後、野菜をゆでたり、ソーセージをゆでて見たり

そんなことをしていたら、だんだん面白くなってきて

これでもっと料理ができないかと思い始め

出張のたびに、小さなナイフとまな板も持っていくようになって

どんどん深みにはまっていった時期がありました。

 

いや、冷静に考えて、旅行に行ったら、そこの場所で美味しいものを見つけて食べに行った方がいいよ、絶対。

 

タイトルになっている、カボチャを塩で煮る、ですが

これも、我が家の定番料理です。

 

かぼちゃは甘く煮るのもいいですが

塩だけで煮ておくと、カボチャ本来の甘さが際立って

美味しいかぼちゃに出会ったら、甘く煮るより塩だけで煮た方が断然おいしい。

 

それにして、食べ物について書いてある本って

料理好きにはたまりませんね。

 

IMG_5966

コメント

  1. Yu-ki より:

    先生、おはようございます。

    面白そうな本ですね✨。
    私も、料理や食べ物のエッセイが大好きです。
    想像が広がりますよね?。
    で、やってみる(笑)。

    私は、西加奈子さんの本が好きです。
    この本も是非読んでみたいです。
    絵も好きだなぁ?。
    かぼちゃがかぼちゃらしく描かれている?。

    先生、今日も一日健やかにq(^-^q)。

メールアドレスは公開されませんのでご安心ください。
また、* が付いている欄は必須項目となりますので、必ずご記入をお願いします。

内容に問題なければ、下記の「送信」ボタンを押してください。

PageTop