でいりいおくじょのBLOG

2020.01.05

映画日記「あなたへ」

年末から高倉健さんに心奪われておりまして

前から見たいと思っていた映画を見ました

 

「あなたへ」

 

健さん演じる倉島英二は富山刑務所の刑務官

最愛の奥さんがなくなり

その亡くなった奥さんからの遺言が届く。

 

故郷の長崎に送った郵便を、長崎で受け取り

その長崎の海に遺骨を撒いてほしいというもの。

 

車をキャンピングカーに改造し、二人で旅をするのが夢で

それがかなわぬうちに、奥さんがなくなってしまったこともあり

その車に乗り、富山から長崎に向かうことにします。

 

その長崎までの間に、

いろんな人に出会い、その人と人がつながっていく

というのが、大まかなストーリです。

 

ちょっと切なくて、でも優しい気持ちなれる映画でした。

 

最初は、奥さんと一緒にキャンピングカーで旅をするという夢をかなえようとして

遺骨を車にのせて出発したんだと思う。

 

だから、その時はまだ、

本当に海に散骨するかどうか、迷っていた。

だって、やっぱりお墓を作って、そこで弔いたいっていう気持ちがあったと思うから

 

でも、その気持ちが、人との出会いによって変わっていくところが

この映画の大事なところです。

 

大切な人をなくすことは、とても大きな悲しみだけれど

生きている人の時間は、どんどんつながっていき

新たな出会いや、人のつながりもできる。

 

大切な人を亡くしたことは

自分の未来までも、なくしてしまうほどの悲しみであるかもしれないけれど

生きている人には、生きている時間が流れている。

 

旅をしながら、

奥さんとの思い出を次々に思い出すシーンがあり

多分、そこに浸りすぎると、時間が過去へ過去へと向かっていき

今を生きられなくなる。

 

実は、奥さんも、英二と出会う前大切な人をなくしていて

そこから、抜け出せないでいたのだけれど

英二と出会ったことで、今の時間を生きられるようになったのでした。

 

だから、自分が死んだ後、

英二にも、自分との過去にとどまらないで、

生きている人には時間がどんどん流れていることを伝えようとしたんだと思う。

 

新しいことや、新しい人との出会いが、生きる力になることを

伝えたかったんだと思う。

 

この映画は2012年の作品なので

多分、大事な人を亡くした人へのメッセージでもあったのかなと思います。

 

亡くなることは、悲しいけれど

一緒に過ごした時間の延長線上に、

生きている人間の命の時間があるわけで

全部続いている。

 

全部続いていることで、

もう会えないけれど、さよならなんだけれど

亡くなった人もまた、一緒に生きているんだと思う。

 

そういうメッセージも、この映画からは伝わってきます。

 

本当にいい映画でした。

 

2020年1月4日あなたへ

健さん

 

コメント

  1. 健さん大好きやっ中年f@ より:

    「あなたへ」は母と一緒に映画館で観ました。とっても良かったです。景色も綺麗だし、旅先の人との触れ合いも上手く描かれていて、良くできたロードムービーだと僕は思いました。健さんの遺作になってしまったけれど、健さんの遺志は生きてる人達に受け継がれていくと僕は思います。健さんのご冥福をお祈りしますf@

    1. 奥薗壽子 より:

      一番最後の、港のところを一人で歩いていく健さんが、めちゃめちゃよかったです。
      健さんはずーっと人の心の中で生きると思いました。

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