でいりいおくじょのBLOG

2020.04.08

映画日記「男はつらいよ」

この前の土曜、BSで「男はつらいよ」をやっていたというのを聞いて

ああ、見たかった~って、思った私。

というのも、私、今まで寅さんシリーズを一つも見たことがないのです。

 

それで、調べてみたら、「男はつらいよ」の最初の作品のみ

アマゾンプライムになっているのを発見!!

さっそく見てみました。

 

初、「男はつらいよ」

初、寅さん!!!

 

めちゃめちゃ、おもしろかった~~~~~~~~~~~!!!!

 

渥美清さん、やっぱりすごいですね。

声がいいし、活舌がいいし、

なんとも言えない魅力がある。

 

この映画の中に流れている、東京下町の空気感

これが、すごーくいい。

 

思ったんだけれど

関東と関西の違いって湿度だと思う。

 

同じような人情ドタバタ喜劇でも

東京下町はからっとしてる。

関西が舞台だったら、もう少しウエットな感じになる気がする。

 

お天気の話じゃないですよ。

全体の、雰囲気とか、会話とか、そういうこと。

 

葛飾柴又の街の感じとか、空気感とか

話し言葉の調子とか

人間の性格みたいのとか

そういうのが、関西に比べて、からっとしている‥気がする。

 

喜怒哀楽がはっきりしていて

その感情の起伏が直線的で鋭角で

しかも黒白はっきりしていて、

グレーなところがない。

 

そういうところが、からッと感じるのかもしれません。

(関西だと、もう少し鈍角な感じというか、湿り気を帯びて重たい感じがするんです)

 

関西人の私には、

逆にそういうところが、みていて、なんかスカッと気持ちが良かったんですよね。

 

初めて見た寅さんが、またいいんです

超単純で、わかりやすい性格で

憎めないんです。

 

バカだな~っていうセリフ

関西人は、バカというと、本当にバカにされている感じがするんだけれど

(普通は、アホやなあっていう)

 

この映画を見たら、

バカだねえっていう言葉の中に、すごーく愛情を感じました。

 

初回は

久しぶりに故郷に帰ってきた寅さんが

妹さくらの縁談をぶち壊し、

お寺の住職の娘さんに一目ぼれ

そんなしっちゃかめっちゃかの中で

さくらの結婚

 

さくらが選んだ男性というのがまたすごーくいい人で

やっぱり、さくらは人を見る目があるなあって思った。

 

泣いて、笑って、ハラハラして、

本当にいい映画でした。

 

妹さくらを演じておられる倍賞千恵子さんは

ジブリの「ハウルの動く城」の歌を歌っている方だったので

倍賞さんといえば、年配っていうイメージだったのですが

若くてかわいい倍賞千恵子さんもすごーくよかった。

 

とにかく、「男はつらいよ」シリーズ

こんなに長く愛されている意味が、第一作目を見ただけでもすごーくよく分かりました。

 

これからBSで、毎週土曜日6時半から、一作品ずつ放送されるそうです。

これはもう、絶対見なくっちゃ。

 

 

2020年4月7日寅さん

コメント

  1. はやかわ あきこ より:

    奥薗先生、寅さんの映画、初だったんですね~。
    私も子どもの頃、大人が見る映画だと思って見たことがなかったんですが、旅行の時のバスの中で初めて見てすごく面白いな~と感動して、他の作品も見たくなったのを覚えています。外出自粛が要請されている中、こういった名作をお家で見るというのもいいですよね。私がバスの中で見たのはマドンナ役が竹下景子さんで、ウィーンに行くというのを寅さんが湯布院と勘違いする話でした。機会がございましたら、是非ご覧になってください。

    1. 奥薗壽子 より:

      寅さん、すっかりファンです。もともと、こういう下町の人情ものが好きで
      言いたいことを言い合って、でも裏表がなくて、みんないい人たちばっかりで
      こういうのは、本当にほっとします。
      コロナで大変なことになってきていますが、本当に大変なのは、人の心がぎすぎすしてくることじゃないかと思っているので
      みんな寅さん、見たほうがいいと思う。
      竹下景子さんの回ですね。見てみたいです!!

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