でいりいおくじょのBLOG

2018.03.20

キビナゴの季節です

大学時代の友人たちとグループラインを作っているのですが

そのラインの中で、先日から盛り上がっている話題があって

それがキビナゴのくぎ煮

 

彼女たちは皆、関西に住んでいるので

大阪湾や、瀬戸内で撮れるキビナゴで作るくぎ煮は

春、この時期の風物詩なのです。

 

実は私は地元が京都で

京都は瀬戸内に面していないため、自分の家も、ご近所さんもキビナゴを煮る習慣はありません。

 

でも、キビナゴを煮る習慣のある地域の人たちのキビナゴ愛はすごいです。

 

煮る時に飴を入れるとか、火を止めるタイミングがどうとか

スーパーでは、キビナゴが入荷したらアナウンスが入るとか

とにかく熱い!

 

私は自分では煮ないですがキビナゴのくぎ煮自体は大好きで

東京でも売っているのを見かけたら、絶対に買う。

だから、彼女たちが作った美味しそうなキビナゴのくぎ煮の写真に、よだれだらだらです。

 

キビナゴ、いいなあ~って思っていたら

たまたま、テレビで伊勢湾のキビナゴ漁のドキュメンタリー番組をやっていて

真剣に見てしまいました。

 

それは2017年に放送されたものの再放送だったのですが

それによると、伊勢湾って全国のキビナゴの40%ほどがとれる漁場だったのが

その前年から、キビナゴが全くいなくなってしまい

漁師さんたちは、禁漁にして伊勢湾にキビナゴが戻ってくるのを待つ決断をしたんだけれど

2017年の春も、キビナゴが戻ってきておらず

2年連続で禁漁しているという話でした。

 

キビナゴがいなくなった原因は、いろいろなことが考えられるのだけれど

その一つには、海水温の上昇があるそうな。

 

なんでも、キビナゴって、もともとは冷たい水に住む魚で

暑い時期には、海底の砂の中に潜り込んで、夏眠をして過ごすそう。

ところが、温暖化や異常気象の影響で、水中の温度が25度以上に上がってしまった場合

死ぬ確率がぐんと上がるそうで

キビナゴの減少は、それが原因なのではないかという事でした。

 

大阪湾でも、瀬戸内海でも、漁獲量は確実に減っていて

漁ができる時期も、厳しく決められているそうです。

 

だから、友人たちも、どこそこはもう量が終わったとか、あそこはまだ売っているとか

そういうことをLINEで書いていたわけね、とやっとわかった。

 

今年の伊勢湾のキビナゴ(小女子)は、戻ってきたのか

心配でネットで調べてみたら

詳しくは、書かれていませんが、禁漁になる以前のようには戻ってきていないみたいです。

 

ただ、今わずかに残っているキビナゴたちは

水温が高くても生き残れる遺伝子を持っているはずなので

そういう暑さに強いタイプのキビナゴが、繁殖して増えていけば

まだ、伊勢湾にキビナゴが戻る可能性は確実にあるようなので

なんとか頑張ってもらいたなあと、願わずにはおれません。

いかなご

 

コメント

  1. Yu-ki より:

    先生、おはようございます。

    ご飯を食べて、幸せそうな先生の笑顔が、なんとも言えずこちらもにこやかになります。
    朝から嬉しい気持ちになりました。

    “食べる”って、幸せなことですね✨。

    先生、今日も一日健やかにq(^-^q)。

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