でいりいおくじょのBLOG

2018.09.21

90歳”自撮り”おばあちゃんの夏

ひとモノガタリ「90歳“自撮り”おばあちゃんの夏」

という番組を見ました。

 

熊本で一人暮らしをする90歳の西本喜美子さん。

72歳で、写真塾に通い始めたのをきっかけにカメラにハマり

SNSにアップした写真が、話題になって

世界的に有名になったおばあちゃん。

 

ごみ袋に入った自分の姿や

物干しざおに干された姿を撮った写真は

確かにインパクト大で、

それが話題になった時に、私も目にしたことがあったのではっきり覚えています。

すぐに、あのおばあちゃんだ!!って思いました。

 

喜美子おばあちゃんの日常は、実に自由で

食べたい時に食べて、寝たい時に寝るのだそう。

とっても自由で、毎日とっても楽しそう。

 

写真塾に行けば、たくさんのお友達がいて

しかも、自分の息子くらいの人たちと、わいわいおしゃべりをして

それもまた、楽しそう。

 

このドキュメンタリーを見て、元気に楽しく生きていくときのヒントをたくさん発見しました。

 

まずはやっぱり友達ですね。

それも、自分とは全然違う年代の友人。

自分よりも若い人たちと話をしたり、競い合ったりすることで

たぶん、自分の年齢を忘れてしまうんじゃないかと思うんです。

 

とかく、同年代の友人ばかりになりがちですが

写真塾のような場所に自分から参加するという選択肢があったか~って

これは、ものすごくいい勉強になりました。

 

年をとって孤独にならないために、人との出会いは大切ですが

敢えて、年代の違う人がいるところに飛び込んでみる。

これ、いいなあ。

私も、何か始めてみたいなあ、なんて思いました。

 

それから、カメラと出会ったことで

自分から、面白いことや、ワクワクすることを探しに行く習慣を持てたのが

いいなあと思いました。

 

テレビの画面の光が

テーブルに反射していろんな綺麗な色になるのをじっと見て、

写真に収めておられていたのですが

そういうのって、何か綺麗なものはないか、ワクワクするものはないか

普段からアンテナを立てておかないと、なかなか気づかないと思うです。

それが、カメラをやっていることで、そういうことにも気づくようになる。

それが素晴らしいし、大事なところですね。

 

楽しいこととか、ワクワクすることって、誰かに与えてもらうんじゃなくて

自分から探しに行かないとね。

特に歳を重ねていくと、好奇心ってどんどんすり減っていくように思うもの。

いつも、何か面白いことはないかなあって思いながら暮らすって

それだけで、すごーく楽しいし、大事。

 

更に、近所に住んでおられる息子さんもすごーくいいんですよ。

 

実は写真塾は、この息子さんがやっておられていて

カメラを勧められたのも、この息子さん。

 

ひとり暮らしのお母さんを心配して、東京から熊本に帰ってこられたんだけれど

一緒には住まずに、近所に住んでおられる。

 

一緒に歩くときも、すたすた速足で歩いて

決して、喜美子おばあちゃんの歩くスピードに合わせてあげない。

荷物も持ってあげない。

 

でも、それが実は優しさ。

 

無口で、つっけんどんな息子さんなんだけど

優しさにあふれているの。

 

いいなあ。

 

90歳でひとり暮らし

でも、自分次第で、こんな楽しく、好奇心いっぱいの毎日が送れることもできることがわかり

なんだか、年をとることが楽しみなってきました。

 

IMG_7216

 

今日の虎之助。

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