でいりいおくじょのBLOG

2020.07.28

読書日記「還暦からの底力」

出口さんの話題の新刊本。

さっそく読んでみました。

 

「還暦からの底力___歴史・人・旅に学ぶ生き方」(出口治明著 講談社)

 

出口さんといえば

ライフネット生命の創業者であり

現在は立命館アジア太平洋大学学長

 

すごい読書家としても有名で

知の巨匠です。

 

今回の本は、タイトルからして興味津々

新しい本の原稿を書きながら

少しずつ少しずつ、大切に読みました。

 

人生を、楽しく豊かに生きるためには、どうすればいいかという事が書いてある本で

タイトルには“還暦からの”とありますが

人生に定年はなく

一生現役で生きるために必要な事は

自分の頭で考えることだ、という話です。

 

サブタイトルは、歴史、人、旅となっていますが

人生を豊かにするために必要なものは、人・本・旅という事のようです。

 

私自身、本は大好きで、人生に本は必要だと思ってきたので

すごく共感できます。

 

もちろん、出口さんみたいにたくさんの本は、とても読めないし

読まれている本のジャンルも、めちゃめちゃ高度すぎて

私にはついていけませんが

 

それでも、本は、人生に取ってなくてはならないと私も思っていて

実際、本なしでは生きられません。

本には、知識を得るという目的もあるとは思いますが

私にとっては、自分で考えたり、感じたりする体験ができることが大きいとも思います。

 

”旅”というのは、行ったことのない土地に行ってみるという事もあるでしょうが

それまでやったことのないことをやってみる、という事も含まれているように思いました。

 

これも、右も左もわからない土地に行くのが不安なように

ちんぷんかんぷんわからないことを始めるのは、最初は不安と苦痛の連続ですが

チャレンジすることで、得るものはまた、すごく大きいと思います。

 

実は、カメラを始めた時

最初は、わからないことだらけで、わからな過ぎて吐きそうになるくらい、できなかったのが

5年位続けていると、それなりに撮れるようになってくるんです。

 

すると、そこから、新しい世界が広がって、今は撮るのが楽しくなっているので

チャレンジは、人生を豊かにするのに、大切だなあと、本当に思います。

 

”人”というのは、人生に大きな影響を与えますね。

この本の中で、人とのかかわりが、人生にとっていかに大切かがたくさん書かれていて

これについては、いろいろ思うことがありました。

 

実は去年の暮れに、ある食事会に誘っていただき

これまでの私は、お酒を飲めないこともあって、あまりそういう席には出席しないことが多かったのですが

その時は、ちょっとした心境の変化があり、出席させていただいたんです。

 

その時、そこで特別な何かがあったわけではないのですが

なんだか、すごく新鮮な気持ちになって

自分の周りには、こんなに知らない世界がたくさんあったのかという事に驚き

自分はこれまで、小さな殻の中に閉じこもっていたのかも、という事に気づいたのです。

(その会に誘ってくださった方、その会で私を受け入れてくださった諸先輩方に、感謝感謝)

 

この本にも書いてあったのですが

迷ったら一歩踏み出す

とりあえず、会ってみる

ここ10年くらいの間に、すっかり臆病になって

大切な出会いをずいぶん失っていたかもしれないという事にも

その時気づいたんです。

 

それをきっかけに

一つ一つの出会いが、すごく大切に思うようになって

 

その心境の変化があってから

どんどんいい出会いができるようになって

(今年に入ってからも、いい出会いがたくさんありました)

 

人と人との出会いは

ある意味偶然かもしれないけれど

そのまま、やり過ごしてしまうのと

その出会いに、感謝したり、大切にしようと思う気持ちがあるのとでは

全然違うんだなと、思うようになりました。

 

今日も仕事でいい出会いがありました。

感謝です。

 

人との出会いにより、自分がいま生きていることを謙虚に感謝し

読書で、頭で考える訓練をし

旅行(これは、新しいことへのチャレンジと読み替えました)で、視野を広げる

 

そのことの大切さを改めて教えてくださった、本でした。

2020年7月27日還暦

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