家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
Youtubeのコメントの方で
煮干の使い方について
頭と腹ワタを取らなくてもいいのか、という質問があったので
これもたぶん、これまで書いたことはあったと思いますが
もう一度書いてみます。
昆布とか、鰹節とか、煮干とか
和食のベースになるだし素材の使い方って
料理の教科書に載っているような方法があり
それが正しいって言われてきたと思うんです。
おそらくそれは
日本料理のプロの方たちのやり方が
基本になっているんじゃないかと思うんです。
でもね、この時点で私は、まず言いたいのです。
それはあくまで、一つの方法であって
正しいとか、間違っているとかは、ない!!
私はそう思います。
もしも、正しい、間違っているの基準があるなら
奥薗流なんて
かつお節も、昆布も、乾物も
全部アウトです。
ウソみたいな話だけれど
かつて、某有名料理番組で
奥薗流の下準備カットされたこともある。
クレームがくると思ったんやろね。
かれこれ20年くらい前の話。
さすがに、今は、そういうのはないけどね。
その上で、今回の煮干の質問
頭と腹ワタを取らなくてもいい理由を教えて下さい
とのこと。
取る必要がないから
それだけです。
頭からもいいだしが出るし
腹ワタをつけっぱなしにしても
私は、苦みとか、気になったことがありません。
煮干は具として全部食べて、まったく問題なし!
でもまあ、これって個人差があるから
はらわたが苦くて嫌な人は
とればいいし
煮干と目が合うのが嫌な人は
頭をとってもいい。
なにがなんでも絶対取らないでください
って言っているわけではないのです。
なんか
料理の事だけではなく
いろんなことが、正しいか、正しくないかで
パキッと、二分されている気がするんですよね。
いろんなことが、分断されている感じ。
もっとあいまいで
もっといい加減でもいいんじゃないのっておもう。
せめて料理くらい
正しいとか、正しくないとか
そんなことを気にせず
自由に楽しく作った方がいいと思う。
そうすれば、もっと人と人がつながっていく
もっと、優しくなれるんじゃないかと思うのです。
細かいことを考えず
まずは、バサッと煮干を入れて
お味噌汁を作って、飲んでみる。
ああ、美味しいって思う。
あるいは
あの人にも作ってあげたいなと思う。
飲ませてあげたいなと思う。
それでいいんじゃないと思うのです。
頭があろうが、はらわたがあろうが
そんなのたいした問題じゃないよ。
ほぼ毎日、変わり映えしない朝ご飯です。
お味噌汁は必須!!!
コメント
頭とハラワタに重金属?とか?たまってる?から?取る?という意見ある?みたい?です?