家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
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ここ半年ほど、一人で夕飯を食べることが多くなりました。
当たり前ですが
家族の生活は日々変化しているのです。
一人でご飯を食べる、というのは
簡単なようで難しいですね。
昼ごはんがちょっと遅かったり、ちょっとガッツリ食べちゃったり
あるいは、夕方におやつなんか食べたりしたら
夜になっても、そんなにお腹がすいていないこともあります。
一緒に食べる人がいれば、お腹がすいていなくてもご飯を作りますが
自分一人なら、もう適当にすましちゃおうかと思うこともある。
でも、適当にすましてしまうと
変な時間にお腹がすいて、こんな時間からごはんを食べるわけにもいかず
どうしたらいいのか途方にくれます。
家族のためになら、あれを作ろう、これを食べさせてあげようと思ったけれど
自分のためとなるとめんどくさいこともしばしば。
自分が食べたいものを、楽しみながら作れるようになるには
まだまだ修行が足りないようです。
去年、一年、ひとりごはんの連載をやらせてもらって
一年間、自分なりにひとりごはんについて考えて
それから、ひとりごはんの本を書いて
更に、ひとりごはんについて自分なりに考えてきたはずですが
それでも、まだ、自分のために一人分のご飯を作るということはむずかしく
奥が深いテーマです。
でもね、
何を食べるかは、どう生きるかということだと、常々思っているので
これから先、自分のために何を作り、どう食べるのかを日々考えていくことで
自分のこれから先の生き方が見えてくるのかもしれないなあと
思ったりしています。
今日はちょっとカッコよくキマッた？
コメント
先生、こんにちは。
今度松江にいらっしゃいますね。
講演の申し込み、しました！
お会いできるのを楽しみにしています。
松江、いきますよ～！！
お申込みいただき、ありがとうございました。
私も、とっても楽しみにしています。
62才で人生初の独り暮らし始めて5年、今までフルタイムで仕事して(今もフルタイムで仕事してます）帰ってから家族のために料理してきた事から解放された私は独り暮らし当初、料理する気が失せて夕食は買ったお弁当で済ませていました。でもある日飽き飽きして料理始めました。今度は自分のために。それから奥薗さんを知り本も読んで益々やる気が湧いて毎日料理楽しんでいます。なべかまページ最近知りました。美味しいもの食べられるって幸せです。
うれしいコメント、ありがとうございます。
自分のために何かをするって、一見簡単そうに見えて、実はすごーく難しい。だって、手を抜いたって、自分が我慢すればいいって思っちゃうから。でも、自立は、自律でもあり、めんどくさいなと思っても、自分を律して、自分で自分のことをすることなんだと思うんです。それは、家族があろうとなかろうと、自立（自律）は大事で、私も自立（自律）修行中です。
外食するのも、出来合いのものを食べるのも、自分で作るのも、どれが上でどれが下ということはないと思うんです。一生食べることは続くわけだから、頑張りすぎないことも大事。でも、料理することの中には、楽しさや、面白さや、ワクワク感や、日々の成長や、いろんなことがたくさん含まれていて、それをやらない人生って、なんだかもったいなあと私は思ってしまいます。是非是非、小さな発見や、遊び心を大切に、ほんの少しの挑戦もしながら、料理してください。
お役に立てることがあれば、うれしいです。