家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
東京に来て、ああ~違うわ~って思ったことの一つに
カレーうどんがありました。
関西人の私にとって、
カレーうどんっていうのはソウルフードに近い。
たぶん、大阪の人はそうでもないかもしれないけれど
京都人はカレーうどんが大好きなんです。
でもね、京都人の私が思うカレーうどんは
ベースがうどんだしで
カレー粉と片栗粉でとろみをつけるの。
だから、東京に来て、
普通のご飯にかけるカレーで作ったカレーうどんは
私の中では衝撃的でした。
もちろん美味しいんですが
カレーうどんのカレーは、スパイシーじゃないイメージだったんです、私の中では。
でもね、最近は、私の中でちょっとした変化が。
カレーを作って、ひとしきり食べて
鍋に中途半端に残ったのに、水を加え・・・
昔はここにご飯を入れて、カレードリアにするというのが
私の中では定番だったのですが
最近は、時々、うどんを入れるようになりました。
スパイシーなうどんも悪くない…って思うようになってきたんです。
歳をとるにつれて
頑固になって、自分の慣れ親しんだものに固執してしまいがちだけれど
今までとは違う食べ方を受け入れてみたり
新しい美味しさを楽しんでみたり
そういうの、良いなって思うようになったんです。
固執して小さく頑固になっていくより
こだわりをなくして、心も頭も柔らかくしていく。
そう言う生き方の方が、なんか自由でいいなって思うようになったんです。
残ったカレーを水で薄めて
うどん、ネギや油揚げを入れて煮てから
最後に醤油で味を調えて、かつお節を混ぜる!!
これで、スパイシーな和風カレーの出来上がり!!
おいしいよ~。
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