家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
子供の頃は、めちゃめちゃ甘党で
ケーキも和菓子も何でも来いって感じでした。
ところが、ここ数年は
そんなに甘いものが食べられなくなってきまして
いや、嫌いってわけじゃないんですが
ほんの少しだけ、美味しいお菓子を食べればそれで十分
って感じ。
そういう意味では、お酒に近いのかもね。
ほら、最近は、もうそんなに飲めなくなったなあ～
なんていうの、よく聞くじゃないですか。
まさに、あんな感じ。
そんな私、今日はおやつにケーキです！
昨日、たまたまケーキ屋さんの前を通りがかり
せっかくだから、ちょっと覗いてみたんです。
そしたら、そこのケーキがめちゃめちゃかわいくて。
もうこれは、買わずに帰るなんて無理ですわ。
そんなわけで、今日のおやつはケーキです。
お皿に盛って、散々眺めて
うっとりため息をついてから
いざフォークを入れる。
表面のピンク色の部分はねっとりやわらかで
中からは、何層にも積みあがれたら
魅惑の世界が現れます。
とろりと柔らかなチョコレート生地に
ベリーのムース
ミルクのムース
そして、極めつけはグレープフルーツのコンポート
周りにかかっているフランボワーズのソースの酸味と香りに
中のムースのベリーの甘酸っぱい味とチョコレートのコクと苦み
ここにミルクっぽい味わいが入れば
これだけで、もう間違いないハーモニーなんだけれど
なんとなんと、そこにグレープフルーツ！！
はあ～～～～～、これはやられましたね～～～～～
ベリーとチョコとミルクに、グレープフルーツの酸味と苦み
これ、めちゃめちゃ合う！！
ひええ～～～～～～～、こんなんあり！？
ベリーとは違う、グレープフルーツの鋭角な酸味が
全体をキュッと占めるんです。
しかもグレープフルーツが、限りなく生ぽくて
果肉がごろっと入っているんですよ。
ジャムとか、ピューレとかじゃなくて
これが、いい感じの存在感で、さわやかでめちゃいい。
これはもう脱帽です。
今、コンビニとかでも、安く美味しいお菓子が手軽に買えるようになって
町のケーキ屋さんたちは、大変な時代なんじゃないかと思うのですが
パティシエのセンスと手作業が光るケーキは健在ですね。
ケーキ屋さんでケーキを買う
そんな日もいいねえ。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
コメント